仕事での作曲の仕方

2017-06-29

くろあぷTVで作曲家としての技術の話をしたが「発想(アイデア」「技術」「センス」この三つは欠かせないと思うのだ。これは物作りのほとんどに言えると思う。例えば料理でもそうだろう。

作曲の際に発注者(ゲームの場合ディレクター)の気持ちを汲んで作るというのは作家業としての一つの技術。簡単に言うと全然方向の違う曲を作っても価値がない。

白紙の状態から音符を入れるのは発想とか天から降って来たとかでもいい。これは大半は自分の今まで聞いてきた曲や作ってきた曲の引き出しから得られる。同時に今度はこんな曲作ってやろうとか常に思っていたり曲の断片のスケッチをしておくと良い。

芸人もネタ帳があるし日常の中でこれは使えるというネタを考えたり、常に人を笑わせる事を考えてるのと同じ。余談だが東国原さんが軍団時代にたけしさんのネタ帳をなくしてしまった時だけメチャ怒られたというのもわかる。

センスというのはそもそも作った曲が方向と合ってるかどうか感じる力の事。ゲームの場面に求められてると信じられればそれでいい。もちろん仕事なので多くの人間と発注者が共感しなければならない。センスが大幅にずれてると仕事として難しい。

自分はうまいと思って作った料理がほとんどの人間がまずいと感じるようなものだ。自分一人ならいいがそれは仕事にならない。要するに客が来ないわけだ。
とは言えここまで極端なのは希なケースではある。そういう人は長くその仕事をやらないはず?である。

じゃあ、ディレクターのセンスとがとなったらどうするか?実は同人相手に一度だけそんな事があったがそれ以外に私は経験していない。ある程度の相違が生じる事はもちろんあるがそこを修正していくのが「技術」なのである。

とりわけ「発想」の部分が一番教えにくと言われている。「技術」は人にも教えられる。イチローが「技術は裏切らない」と言ったがよくわかる。「センス」はいい物にふれ合う時間を長くして治る、と言うかそちら側に染まる事はできるだろう。自分と違う発想や感覚を持ってる人と付き合ったりフォローするのがお薦めだ。

去年の首位打者、巨人の坂本は自分一人の考えだけじゃとてもじゃないけど打てるようにならない、と言っていた。
若い連中、お前ら打てないのになんで人に聞かないんや?と言っていた。共通するとこが大いにある話だ。

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