サウンドトラックを出し続ける理由

仕事で自分が作った楽曲は基本的にはサントラとしてCDを出しています。
作り出した当初は今更CDなど売れるのか?という半信半疑の状態でしたが
実は結構な使命感があって作り続けているんです。

それはクラウドファンディングから始まった

大手の仕事であれば映画やゲームでのサントラが出るのは今でもある事です。
(それでもかなり少なくなりましたが)
ところがPCゲームだったりインディーズまたはそれに近い規模だと
サントラを出すという事は今はほとんどありません。
クリエイター側は出したいしリスナー側のお客さんも実は結構望んでいたりするんです。
出せばお互いがハッピーなんです。

我々作曲家が制作費を捻出するからと言っても
簡単にできないケースも多々あります。

権利関係など大人の事情が絡む事もあるのですがそれでもなんとかしようとまずは
クラウドファンディングで「風のように」というちばてつやさん原作の
アニメのサントラを作る企画を立ち上げました。
目的としてはサントラ制作費の捻出。それと、サントラを出すという事が
いかに重要かという自分の訴えを聞いてもらうためでもありました。

届けたい人と聞きたい人がいるという単純な理由

世の中いわゆるメジャーな映画よりインディーズ系の作品の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?
そこには必ず音楽が存在します。サントラを出さないと映画を見た人にしか届かない、
それと見終わってから例えいい音楽でもそれを聞く事ができないんです。また本編を見るしかない・・・・。

あの作品はサントラ出さないの?なんて話も結構耳にする事もありました。
出せば幸せになる人が増える。こういった思いをクラファンで訴えたのでした。

結果は見事に目標額達成

クラファンというのは心臓に悪いもので終了の数時間前まで目標額までかなり遠かったのですが
終了直前に一気に支援が増えるんです。このままではやばい!、という事で
支援者の方がラストスパートをかけてくれるんですね。とにもかくにも終わった時は本当に
ほっとしたしサントラという企画でも賛同者は結構いるものでそこの点でも再認識できてよかったと思いました。

ちなみにサイトまだ残っています。(いつかは消えてしまうかもしれません)



当時の理念である音楽を形として残すという強い思いがあるうちは今後もサントラを出して行くつもりです。
音楽から入って映画を見るという順番もありじゃないですか?
何かのきっかけになればそれだけでも出した価値があるのではないかと、そんな風に思ってます。

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