三ヶ月に一度JASRACから明細が届くのですがTBS毎週土曜夜のニュース番組
「情報7DAYS」に曲が使われている事が判明しました!
なんと、美少女ゲームの主題歌という。情報7Daysの中の人いいセンスです😄
JASRACの明細は使われた放送局や日時、番組名などが詳細に書かれています。
地方局まで掲載しているしこんな番組で使われていたのか、とびっくりする
ケースも結構あったりします。
あいにく使われた時はこの番組を見ていませんでした。普段ちょくちょく見てるのですがね。
ところでこうして放送で使われたのは戦略があってこその結果でもあったわけなんです。
販売より二次使用を狙った作戦
作った曲をどう活かすか?仕事としてやっている事なのでもちろん利益は追求します。
自分の曲はインストが中心でいわゆるサントラ的なアルバムになります。
歌物系ならまだしもサントラは本当に売るのが大変です・・・・。
ではCDが売れなければ放送で使ってもらえるようにしようと。そこから逆算します。
テレビを例に取ると曲を選ぶ選曲さんや音効さんがいます。
選曲さんの多くはCDのライブラリから選ぶらしいとの事で配信のみで終わらせず
CDも作る事にしています。
販売もM3やコミケなどオタク系の即売会のみではダメです。自分は流通業者を通して
HMVやタワレコなどに卸しています。そうする事で各店舗の紹介ページで試聴できたり
検索に掛かる事も多くなったりします。
CDジャーナルなどのメディアに小さく掲載される事もあります。
放送で使われるには著作権登録が必須
せっかく選曲さんが使いたくても著作権登録してないと使ってもらえません。
JASRACやNexToneに登録してあるかという事ですね。
例外もあるかも?ですが著作権で「放送」の項目を許諾している曲を基本は使います。
それは放送で使っていい事を意味しているからです。
放送局はJASRACなどに年間固定料を払って(いわゆる包括契約)
JASRAC楽曲を使い放題状態にしています。
こういう事情から著作権登録は必須なのです。
こうして逆算してやってきた結果が徐々に出てるわけなのですが
もちろんそう簡単に使われるというのでもなくいきなり大金が入るというわけでもありません。
必要なのは地道に曲を増やす事ですね。仕事をどんどんこなせば当然曲も増えるでしょう。
作曲家にとって曲はまさに資産です。
過去に作った曲が知らないところで仕事をしてくれたりするので小さな仕事でも
しっかりとやって曲という資産運用をしていくといいんじゃないでしょうか。